カンボジア産パンダの一人言日記

パンダさんの息抜き場

無償の愛、非営利


今日は地域のお祭りに参加した
災害ボランティア団体として
ハンドトリートメントをした。

学祭とは違う、一般のお客さんへのハンドトリートメント。
新鮮だったし、すごく緊張した。

客引きしても、あまり来ず…
でも、何人か来てくださったので
めちゃくちゃ嬉しかった。

普段、関わることのない
防災のプロたちと一緒に
ブースをつくる。

めったにない体験。
ほんとに、参加して良かったと思う。



でも、少し気がかりなことがあった。

客引きをしている時のこと。

「ハンドトリートメント、無料で実施しております!ぜひご体験してください!」

と、呼びかけていた。

そこで、隣でゆるキャラと戯れている小学生がわたしに言った。

「無料でやって何か利益があるんですか?」



考えたこともなかった。
鋭い質問。

「うーん、これはボランティアだからかな」

考えた結果、出たのはこの言葉だった。

「ふっ(笑)」

その子は鼻で笑って、どこかへ行った。

正直、傷ついた。

わたしはおかしいことを言ったのだろうか。
この子は何故笑ったのか。
わたしはこの時、なんて答えたらよかっただろうか。

考える考える。

難しかったのかな
小学生にはまだ、無償の愛が理解できなかったのかもしれない。
考えたことがなかったのかもしれない。

「わたしたちは、マッサージのプロじゃないから、お金は取らんのよ」

って、言えばよかったのか、納得。

そういう理由も、もちろんあるけど
元は、このハンドトリートメントは
被災地の方々が安心してもらえるよう
少しでも癒しを感じてもらえるよう
はじまったものだ。

利益なんか、求めていない。

これだけは断言できる。



今日のこの子の一言で、こんなに深く考えるとはな。

でも、これがいろんなことを考えるきっかけになったってことで、まぁいいのかな。

その子も、大きくなったらわかるよ

無償の愛ってのが。