強がりなかぜくら弱虫なあたし

かぜくらの息抜き場

彼女

久しぶりに彼女に会いたくなった。
彼女と言ったが、別にそんな関係ではない。
ただ、ここであの子を表す言葉が見つからなかったから、彼女と呼んでいる。
 
 

これは、高校を卒業する時を想像しながら、書いた詩である。

作詞はかぜくら、わたしだ。



高校で出会った、大親友。
わたしたちは、お互いのことを
生涯の大親友と呼んでいる。
 
その通りだと思う。
 
1年生の時
同じクラスになって
出席番号が隣同士で
気も合って
 
すぐに仲良くなった
 
でも、彼女は学校を休みがちだった
体調とかではなく
精神的な理由で。
 
出席日数が足りなくて、進学できないかもしれない。
そんなことも一時期、考えた。
 
しばらくして、彼女は寮に入った。
もともとわたしも寮に入っていたので
寮生活が一段と楽しくなった。
 
ずーっとずーっと一緒にいたかったが
彼女は途中でやめた。
ちゃんとふたりで話した。
すごくさみしかったが
学校では会えるから
わたしはそれを受け入れた。
 
彼女とは、3年生の時
また同じクラスになった。
 
嬉しかった。
 
でも相変わらず、休みがちだった。
それでも信じて待った。
 
受験でピリピリした雰囲気の教室に
休みがちな彼女が帰ってきたとき
周りがどんな反応するか
目に見えていたから。
 
待ってる。
というメッセージを伝え続けた。
 
でも、やっぱ辛い時期もあった。
居場所が見つからず
ひとりで行動することもあった。
隣の教室におじゃまして
弁当を一緒に食べたりした。
 
彼女にしつこくメールを送ることもあった。
 
受験モードになってきた時
彼女は毎日学校に来るようになった。
今までの遅れを取り戻そうと
必死に頑張っていた。
 
推薦で先に受かったわたしは
彼女を全力で応援した。
 
得意の世界史を一緒にやった。
 
センターの日も
お互いに励ましあった。
 
それが報いて
彼女は今、福祉系の大学で
心理学を学んでいる。
 
彼女とはたまに連絡を取り合い
たまに会って、一緒に遊んでいる。
 
そんな彼女と共に過ごした
高校生活。
他の人に比べて
学校で会った回数は少ないが
誰よりも話した。
 
そんな彼女との思い出が詰まった制服を
明日か明後日、
再び着る。
 
できることなら
高校生に戻りたい。
 
多分、戻りたくて戻りたくて
泣いちゃうだろうな
 
彼女に会いたい。
 
彼女に会いたい。